スーさん、今月の注目記事
この連載記事では、いつも冒頭で折々の社会的な、また時には政治的な事柄について堀内宗匠がそのお考えを書かれています。茶道というものが日常から離れた別世界と思われがちですが、こういう意見を載せていただくと人間としての生き方の部分がはっきりと見えてきて、うれしいですね。今月は選挙のお話です。
さて、本題の如心斎聞書ですが、この記事が興味をひきました。
「水指ノヌリ蓋、カンナ目近代ノ事」
水指というのは、その源は古銅皆具のなかの水指で、本来共蓋のものです。‐中略‐すなわち、見たての水指で蓋のないとき、ヌリ蓋を添えたものと考えられますが...
塗り蓋のほうが格が高いように思っていましたが、もともと共蓋のものなんですね。
祇園祭といえば、京都の7月の暑さと湿気と人いきれが思い浮かびますが、同時にそれはいかにも日本の夏をイメージさせるものです。祇園祭は平安初期の貞観11年(869)疫病退散の祈願のために始まったとされているそうですが、平安末期の絵巻の中では、あの鉾はまだ描かれていないそうです。それが現れるのは室町の末期で、そのころ祭りの形が決まってきたのでしょうか。ところで祇園祭の宵は京都の待ちの辻々で、家の自慢の屏風などが公開されますが、この友雪の祭礼図(六曲一隻)も八幡山の町会所で展示されます。後祭の十基の山鉾巡行、神輿三基をすべて描いてあります。この友雪の父は桃山時代に活躍した孤高の巨匠、海北友松で、その親交の篤さから春日の局のひきたてがあったようです。