今月の一景
|
|
実りの秋、今年は蜜柑が豊作です。 |
| 今月の行事 |
炉開 |
利休は「柚の色づくころ」、元伯は「吐く息が白くみえるころ」炉を開くといわれており、何日と決まっているわけではないようです。表千家では11月8日を炉開きの初けいことして、この日には床に達道和尚の一行である「鶴宿千年松」をかけ、基本の運び点前からおけいこをはじめます。 |
| 口切りの茶事 |
「口切りの茶」は茶の湯のお正月の催しとして、もっとも正式なお茶事です。路地は青竹、敷松葉できりりと引き締め、お正月としてのめでたさと、緊張感、清新な空気が大切です。正午より早い10時頃に始まります。床の上、または書院などにこれから口を切る茶壷が網に入れて飾られており、客は茶壷の拝見を行います。亭主は入日記(下段参照)を正客に渡してから、壷を炉辺に運び口を切ります。そして正客の所望したお茶の子袋をとりだしまた封印します。初炭では、炭斗にはふくべを用います。お懐石の間に、水屋ではそのお茶を早速茶臼で挽き、挽きたての新茶でのお濃茶を楽しみます。
|
| 今月のお道具 |

茶壷 |
茶人は茶壷を新茶が採れる前に茶師にあずけます。茶師は、新茶のうちまず濃茶用のお茶を20匁づつの子袋にいれて茶壷に収め、そのまわりに薄茶用のお茶を詰めこみます。そして合口に茶師の封印をします。そして茶壷を入れた箱の蓋裏に入日記という納めたお茶の種類と銘を書いたものを貼り、預け主に返します。この茶師の封印を切って今年はじめてのお茶で濃茶をいただくことを内口切りといいます。一度切った口は、今度は亭主の自印で封じておき、お茶がなくなるまで、何度も口切を楽しみます。 |