ホームページをごらんの皆様、おはようございます!
残暑お見舞い申し上げます。みなさん、良い夏休みをお過ごしですか?
ただ今、午前6時15分、信州旅行に向かう電車の中でパソコン開いて書いています。
いやあ・・・長い試練の時が過ぎ、晴れて夫と2泊の夏休み旅行に行ける日を迎えました!

近況について
約束の書き下ろし原稿を仕上げなくてはならないという大変なノルマを抱えながら、『ゆっくり日記』のお休みに入りました。運の良いことに、今年は朝日新聞の紙面の諸々の都合で私からお願いしたわけではなく、ちょうど1ヶ月もお休みになったので助かったわけです。
とにかく、新潮社の書き下ろし原稿は、去年が締め切りだったのです。
その約束が半年以上も果たせなくていまして(なにせ不器用な私は、一つ原稿を抱えていると頭はそっちの方にかかりきりになってしまって、週に1回の連載がずっとある時は、新潮社の原稿を書きかけては中断。コラムを完璧に仕上げて、原稿に戻ってみると、いったい何を書こうと思っていたかわからないという状態になり、また一から書き直すということを繰り返していたのです)。
本当はこの5月に出版の約束でしたが、5月には一枚も原稿を送ることができていなくて、7月7日、七夕の日を全ての原稿の締め切りに、出版は秋にとなったわけです。
 ところがこれも、ちょうどこの頃、こうがん剤(タキソール)が効かなくなるという私にとって大変な悩みの種ができ、例年のごとくひどく暑さにばてて、パソコンに向かって仕事に集中することができなくなって、その上事務所の方は連休中の水漏れ事故の後、まだ資料など何も片付いていなくて事務作業はぐちゃぐちゃ、その間も講演などはいろいろあって・・・
心身ともに悲鳴をあげるような状態になってしまったためまたまた約束を果たせなくなってしまったのです。
七夕の日、逃げ出したい思いで新潮社の編集者の麻衣さんに「すみません。織姫と彦星も、なかなか会える日がないようで、そんなわけで原稿の方も・・・。私もなかなか会わせる顔がないようで・・・」というような言い訳メールを送ったことを思い出します。
 ところが、入院中苦しかった時もそうですが、私は追い詰められると心の奥から「負けてたまるか、ここで頑張らなくってどうする!」というような声がわいてきて、「なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ」と自分に掛け声をかけているうち、ある日ふっと、なんかこう・・・今まで鍵がかかって開けられなかった扉が急に開いたというように、楽になるという経験をよくしてきたのですが、七夕が過ぎてしばらくしたら、いろいろなことが吹っ切れて、ふっと、書き下ろし原稿に気合が入るようになっていったのです。
 という経過を経て、新潮社の原稿は完成しました!

それはそれは面白く役に立つものになったと思います。
「ここまで書くか?」という本音で、苦しいながらも自分の心をえぐるようにして書き続けました。
ところが!昨日、麻衣さんからの電話で、なんと私はまたまた一冊の単行本(およそ原稿用紙400字詰めで250〜300枚)の3倍の量の原稿を送ったらしく、これからまた恐るべき削除作業に入らなくてはならないということがわかったのです。『がんと一緒にゆっくりと』の時と同様、「上下巻にして!」と思いましたが、そういうわけにはいかず、悲しいかな、また浮かばれない原稿が続出することになりそうで、原稿を切って削除する外科医、麻衣さんの手にまず委ねることになったのです。とにかく書いた本人にこの作業は絶対できないのです。本人はどれもこれも必要だと思って書いていますから客観的な目でそぎ落としてもらわないと、商品になる本に仕上がらないというわけです。だから、その3分の1になった原稿が戻ってくるまでは、私は今まで書いた原稿に目を通すことも手を入れることもしてはいけないのです。それをすると私の頭も、今まで書いてきた強い思い込みのある状態から抜け出られず、削除された原稿を冷静に読んでいくことができないからです。
というわけで、脳のリフレッシュのためにも最高の時期に、開放感に満ち満ちて、こうやって(かれこれもう今八王子を過ぎたところです)旅行に出かけてきたわけです。でも、夫の隣でずっとパソコンでこの原稿を書き続けている私は、結局ワーカーホリック状態かな、と。でも、ホームページを見てくださる皆様には、あまりの更新ご無沙汰状態が気になるので、これだけは書いて・・・と思って書いているわけです。
 
最近の活動について
 さて、ホームページにもっとこれからわかりやすく載せられればと思っているのですが、私の最近の活動について報告いたします。
最近の対談などでは、『潮」で作家の内館牧子さんと対談させていただいてます。それから『知致』で鈴木秀子さんと、また『がん治療最前線』の「90歳でお茶しよう!』対談は続いていますし、PHPの『ありがとう』の連載エッセイもも16回になり、いよいよあと2回を残すところになりました。
そして、9月12日の、みのもんたさん司会のテレビ東京「月曜エンターテイメント」にはたぶん出演することになると思います。正式に決まり次第報告します。 

 執筆に関してですが、新潮社の『がんと一緒にゆっくりと』の続編(タイトルは今思案中、決まり次第報告しますが、もし皆様からもいい案があればメールください)は年内に必ず出版になります。そして来年は、ゆっくり日記、PHPの「ありがとう」の連載、ふぅちゃん前後編、など出版に向けて進んでいきます。
絵本『うさぎのユック』はおかげさまで、たくさんの方たちに愛していただける物語として一人歩きしてくれているようで、あちこちで、特に学校の先生方が、命のことをテーマにする時に、読み聞かせなどで使ってくださっていて、嬉しい限りです。これというのも、山中翔之郎さんに素晴らしい絵を描いていただいたおかげで、私一人の力ではとてもできないこと、1足す1は3にも5にも100にもなる、ということを改めて感じさせてもらっています。
私は、この、命をテーマにした大人と子どもが一緒になって楽しめる物語創り、特に動物たちを主人公にしたものを創り続けたいという気持ちを今何よりも強く持っています。
 次作は、もう頭の中にできています。この9月いっぱい新潮社の原稿直しにかかりますが、それが終わり次第、とりかかりたいと思います。物語が出来次第、新作発表朗読コンサートをどこかでするつもりです。そうして物語が朗読を通してこなれてきたところで、また絵本になればいいなと思っています。どうか期待してくださいね。期待されてる〜!って思うことがエネルギーになるものですから、よろしくお願いします!

  朗読コンサートについては、今年1月22日、調布くすのきホールで行った『ふぅちゃん』と、3月20日、四谷区民センターで行った『うさぎのユック』のライブのCDはオフィス梵に電話でお尋ねいただければお買い求めいただけるかと思います。DVD、VHSもありますので、映像があった方がという場合はそちらの方が衣装も我々出演者の美しさも?!見ていただけて楽しいかもしれません。それも、値段などお問い合わせください。
『母への詫び状』や『ふぅちゃんの秘密の引き出し』などもオフィス梵で御購入いただけます。
『がんと一緒にゆっくりと』(新潮社)『うさぎのユック』(金の星社)は、書店で、もしない場合も注文すればすぐに取り寄せてもらえてお買い求めいただけます。

 著者としては、皆様が全国各地の書店で買ってくださることが本当は最もありがたいことなのです。なぜなら、全国各地の皆さんが、書店に足を運び、沢山の本の中から目に留めてくださり、そしてご購入くださるということは、まさに本自身の評価そのものなのです。
このへんのところを、どうも誤解される場合が多いのです。もちろん講演会場とか自分のオフィスとかで直接本をお求めいただくことは大変ありがたいのですが、著者としては全国の書店で買ってくださる方が多いことがずっとずっと嬉しいのです。
よくサイン会の時、「ここで買ったものではなくて、以前本屋さんで買ったものですが・・・」と遠慮がちに本を持って来られる方が多いのですが、私は、「講演会場などには、どうぞどうぞ本屋さんで買ってくださった本をお持ちください。いくらでもサインします!」という気持ちですので、なんの遠慮も要らないのです。
ただ、どうしてもサイン入りの本がほしいということでしたら、送料などのため多少割高になりますが、オフィス梵に注文いただければこれもお買い求めいただけるようにはしています。

 この度の本は、なんといっても、偶然にこの本の書きあがりの時、私が治療の選択の分岐点に立ち、大変な思いで決断した時期と重なり、そのきさつなども詳しく書いていますので、がんという病気を抱えている方の、こういう病気とのつき合い方として、参考になる面がすごくあると思います。前著以上に役に立つと確信しています。
というわけで、皆様にお願いしたいのは、これから出版される本が書店に並んだ時、どうかどうか、本屋さんになるべくすぐに行って買ってくださ〜い!というのが、著者の本音なので何卒よろしくお願いします。新潮社の続編はたぶん定価1300円くらいになるはずです。
年内ですので1300円、貯金しておいてくださったりしたら、とってもとっても嬉しいなあって思います(*^_^*)。

『おひるねうさぎプロジェクト』について
 さて、最後に『おひるねうさぎプロジェクト』のことをご報告いたします。
スタッフ、ボランティアの募集をホームページでさせていただいたところ、たくさんの皆様に履歴書をお送りいただき、本当にありがとうございました。本当はお一人お一人にご連絡を、と思うのですが、こんな状態だったものですからままならず、お送りいただきっぱなしで失礼している方も多いかと思います。どうかお許しください。ご連絡させていただけてないのは、お送りくださった方の問題というより、こちらの問題で、なにせ私がこのような状態なので、とてもゆっくりなのです。
でも、確実に前には進めていますので、皆様からの働きかけを無駄にせず、ご協力いただくことを、たぶん・・来年になってからとは思いますが、ご連絡させていただくことになると、そんな風に受け止めていただければありがたいです。

 『おひるねうさぎプロジェクト』は、非常に大きな構想を持ってはいるのですが、中途半端な状態で発表したり、間口を広げても中身のないことになると思い、今本当にゆっくりとできることから始めています。
 9月7日(水)の第1回『おひるねうさぎミーティング』もその一つです。日本橋の私のカウンセリングルーム『おひるねうさぎスクエア』で行います。10人ほどごく少人数で質疑応答をさかんに行えるような体制でグループカウンセリングになり、情報提供、情報交換の場とできればと、探り探りはじめます。この日は医療コーディネーターの嵯峨崎泰子さんがお話に来てくださいます。14時スタートですが、13時過ぎには私は行ってますので、早めに来ていただければおしゃべりもできるかと思います。
ただ、これはもうほとんど定員になってしまっているはずですので、これからミーティングは頻度高くやっていきますので、オフィス梵に電話してダメな場合は、次回にぜひご参加ください。
ただ嵯峨崎さんがお越しくださるのはこの日なので、どうしても嵯峨崎さんの時、ということでしたら、それを理由とともに強く要望してみてください。なんとか都合できるかもしれません。
 そして2回目は9月29日(木)、13時からに決めました。この日は、あけぼの会千葉支部長の斉藤とし子さんがお越しくださいます。いろいろみなさんの悩みをお話していただきつつ、経験豊かな斉藤さんとともに楽しい時間にできたらと思っています。
 カウンセリングは本来1対1でじっくり行うものですが、それをしていくには、私自身が対応するには年に数十人の方にお会いすることしかできません。そこで、今、カウンセラーの資格を持たれた方たちとの協力体制を作ろうとしているわけですが、これにはかなり時間が必要です。そういう準備の間、カウンセリングのご要望にお応えできない時期を長く続けていたわけですが、それであれば、とりあえず正式なカウンセリングということではなく、複数の、なんとなくおしゃべりに入るような気楽な気持ちで参加してもらえればと、おひるねうさぎミーティングを、頻度高く開いていってみようということになったのです。
というわけで、1回目を開いてみないと、どんな風になるのかまだ何も見えないのですが、とにかく私には私なりの考え(がんになっても、私のように医学的には最悪の状況になっても、元気に幸せに生きていける道はあるし、そのための良い方法はできるだけ多くの方たちと共有したい、という目的にそった中でしていくべきこと)があるので、どこまでご満足いただけるものになるかはわかりませんが、少しずつ少しずつ、このミーティングを通してやっていこうとと思っています。
 このような、できることからしていこうプロジェクトですが、随時最新情報は、
オフィス梵、電話は03−5373−3488、
ファックスは03−3310−7142、
メールは
にお問い合わせいただければわかるようになっていますので、ご連絡ください。
ホームページにも、これからは別途に『おひるねうさぎプロジェクト』最新情報のコーナーを作るつもりですので、もう少し待ってくださいね。

新開発ウィッグについて
 そして、一つお伝えできるのは、新開発のウィッグについてです。
私の経験から、とにかく一日中ヘアーウィッグをかぶり続けなくてはならない抗がん剤患者にとって普通のウィッグではかぶり心地が・・・という中で開発してきた商品が、ようやくできあがりました。
そういうことについても、オフィス梵にお問い合わせくださいね!

 それでは、甲府を今過ぎました。
旅行モードに入ろうと思います。皆様、よい夏休みを!
 
 なおメールは迷惑メールがあまりに多いため変更し、クリックできない方式にしました。
申し訳ありませんが、アドレスは皆様でご入力ください。
オフィス梵のアドレスにお願いします。
 明日のゆっくり日記も楽しみに読んでくださいね!
               8月17日、午前9時15分。絵門ゆう子
 


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